OB訪問で名刺をもらったとき、どのタイミングで立てばよいのか、両手で受け取ったあと机に置くべきなのか、すぐ名刺入れにしまってよいのかなど、細かな所作に迷う学生は少なくありません。
名刺は社会人にとって所属や連絡先を示す大切なものなので、受け取り方が雑に見えると、面談内容が良くても礼儀への不安を持たれる可能性があります。
ただし、OB訪問は営業訪問や商談ではなく、学生が社会人に話を聞く場なので、完璧な名刺交換の型を暗記するよりも、相手への敬意が伝わる行動を一つずつ丁寧に行うことが大切です。
名刺をもらった瞬間の言葉、受け取った後の置き方、面談後のお礼メール、保管方法まで流れで理解しておくと、当日あわてず自然に対応できます。
ここでは、OB訪問で名刺をもらったときの基本マナーを、就活生が実際に迷いやすい場面に分けて具体的に整理します。
OB訪問で名刺をもらったときのマナー

OB訪問で名刺をもらったときは、まず立って両手で受け取り、相手の目を見ながら「ありがとうございます、頂戴いたします」と伝えるのが基本です。
受け取った名刺はすぐにポケットや財布へ入れず、会社名や名前を確認してから、名刺入れの上や自分の手元側に丁寧に置くと印象が安定します。
カフェや飲食店などでテーブルが狭い場合は、汚れや水滴を避けるため、内容を確認したうえで一言添えて名刺入れにしまっても問題ありません。
重要なのは、形式だけをなぞることではなく、相手の時間と立場を尊重していることが伝わるように、動作と言葉を落ち着いて合わせることです。
立って受け取る
OBやOGから名刺を差し出されたら、座ったまま手だけ伸ばすのではなく、可能な範囲で立ち上がって受け取るのが丁寧です。
待ち合わせ場所やカフェで先に座っている場合でも、相手が到着したら立って挨拶し、その流れで名刺を受け取ると、訪問の場をきちんと捉えている印象になります。
テーブル越しに受け取る形は避けられるなら避け、横に少しずれる、椅子から半歩出るなど、相手と向き合える位置を作ると所作が自然になります。
ただし、店内が狭い、荷物が多い、相手がすぐ座るよう促したなどの事情がある場合は、無理に大きく動く必要はなく、姿勢を正して両手で受け取れば失礼にはなりません。
大切なのは、相手が名刺を出した瞬間にスマートフォンや資料を触ったままにせず、会話の中心を相手に戻すことです。
両手で受け取る
名刺は片手でつまむのではなく、両手で端を持ち、相手の会社名や氏名、ロゴに指がかからないように受け取ります。
名刺に書かれた情報は相手の所属や役職を表すものなので、文字の上を指で覆ったり、折れ曲がるような持ち方をしたりすると、悪気がなくても雑な印象を与えます。
受け取るときは胸の高さあたりで両手を添え、「ありがとうございます」だけで終えず、「頂戴いたします」と一言加えると、社会人相手にも伝わりやすい丁寧さになります。
相手が急いでいる場面やオンライン面談後に郵送で名刺を受け取るような例外はありますが、対面のOB訪問では両手で受け取る所作を基本として覚えておくと安心です。
名刺をもらうこと自体に慣れていない場合は、面談前に学生証やカードを使って受け取る動作を一度練習しておくと、本番で手元が慌ただしくなりにくくなります。
言葉を添える
名刺を受け取る瞬間は沈黙になりやすい場面なので、短くてもよいので感謝の言葉を必ず添えることが大切です。
もっとも使いやすい表現は「ありがとうございます、頂戴いたします」で、堅すぎず、就活生としても自然に使える言い方です。
相手の名前の読み方が少し難しい場合は、受け取った後に「恐れ入ります、お名前は〇〇様とお読みしてよろしいでしょうか」と確認しても失礼にはなりません。
むしろ、面談中やお礼メールで名前を間違えるほうが失礼になりやすいため、名刺を確認するタイミングで丁寧に確認しておくほうが安全です。
言葉を添える目的は、きれいな敬語を披露することではなく、相手が渡してくれた情報を大切に受け取ったと示すことです。
すぐにしまわない
名刺を受け取った直後に何も見ずに鞄やポケットへ入れると、相手の情報に関心がないように見えてしまうため、まずは内容に目を通します。
会社名、部署名、役職、氏名を落ち着いて確認し、相手の顔と名前を一致させてから会話に入ると、面談中に名前を呼ぶときも迷いにくくなります。
一般的なビジネスマナーでは、面談中に名刺入れの上やテーブル上の見やすい位置に置く方法がよく紹介されますが、OB訪問では場所の状況によって判断が分かれます。
カフェの小さなテーブルに飲み物がある場合や、資料を広げると名刺が汚れそうな場合は、内容を確認したうえで「お名刺、頂戴いたします」と言って名刺入れにしまうほうが丁寧です。
大切なのは、しまうか置くかの正解を固定することではなく、名刺を雑に扱わず、相手に見える形で一度確認することです。
置く場所を整える
名刺を面談中に置いておく場合は、テーブルの端や飲み物の近くではなく、自分から見て確認しやすい手元側に丁寧に置きます。
複数の人から名刺をもらった場合は、座席順に並べると、誰がどの名前かを間違えにくく、会話中に相手の名前を確認しやすくなります。
名刺入れを持っているなら、その上に名刺を置くとテーブルに直接置くよりも丁寧に見えますが、学生の場合は高価な名刺入れである必要はありません。
名刺入れがない場合は、清潔なノートの上や資料の上に置くなど、汚れない場所を選び、飲み物の水滴や食べ物の近くを避けることが大切です。
名刺をメモ代わりにして裏面へ書き込む、指で何度も触る、スマートフォンの下敷きにするなどの行為は、相手の目の前では特に避けるべきです。
会話中に活用する
名刺は受け取って終わりではなく、OB訪問の会話をスムーズにする手がかりとして使えます。
部署名や職種名が書かれていれば、「現在の部署ではどのような業務を担当されていますか」と自然に質問を広げられます。
役職名がある場合も、肩書きだけに反応するのではなく、「入社後、どのような経験を経て現在のご担当になられたのでしょうか」と聞くと、キャリアの流れを深く知るきっかけになります。
ただし、名刺に書かれている携帯番号やメールアドレスを見て、許可なく選考相談以外の連絡を頻繁に送るのは避けるべきです。
名刺に載った情報は、相手と適切に連絡を取るためのものなので、OB訪問の目的から外れない範囲で丁寧に扱う必要があります。
学生側の名刺は必須ではない
OB訪問では、学生側が名刺を持っていなくても基本的には問題ありません。
企業で働く社会人は名刺を持っていることが多い一方で、学生は大学名、学部、氏名、連絡先を口頭やメール署名で伝えられれば十分な場面が多いからです。
ただし、ゼミ活動、学生団体、長期インターン、研究活動などで正式な名刺を作っている場合は、相手が名刺を出したタイミングで自分からも渡すと自然です。
その場合も、派手なデザインや個人SNSを強く押し出した名刺より、大学名、氏名、メールアドレスなど必要な情報が読みやすいもののほうが就活の場には向いています。
名刺を持っていないことを過度に謝る必要はなく、「学生のため名刺を持ち合わせておらず失礼いたします」と一言添え、後ほどメールで改めて名乗れば十分です。
迷ったら丁寧さを優先する
名刺の置き方には、右側に置く、左斜め前に置く、名刺入れの上に置く、カフェではしまうなど、媒体や場面によって説明が少し異なることがあります。
これはマナーが矛盾しているというより、商談、採用面談、OB訪問、飲食店での面談など、状況によって最適な扱いが変わるためです。
判断に迷ったときは、相手が見て不快にならないか、名刺が汚れないか、会話の邪魔にならないかという三つの基準で決めると失敗しにくくなります。
| 迷う場面 | 無難な対応 |
|---|---|
| 席が狭い | 確認後に名刺入れへしまう |
| 飲み物が近い | 水滴から離す |
| 複数人いる | 座席順に並べる |
| 名前が読めない | その場で確認する |
完璧な型にこだわりすぎて会話がぎこちなくなるより、相手への配慮が伝わる対応を落ち着いて選ぶほうが、OB訪問全体の印象は良くなります。
名刺を受け取る流れを場面別に整える

OB訪問の名刺マナーは、単独の動作として覚えるより、待ち合わせから着席、会話、退出までの流れで考えると自然に身につきます。
名刺をもらう瞬間だけ丁寧でも、到着が遅い、挨拶があいまい、終了後に置き忘れるといった行動があると、全体の印象は下がってしまいます。
反対に、訪問前後の動きが整っていれば、名刺の扱いに多少不慣れな部分があっても、誠実に学ぼうとしている姿勢は伝わります。
ここでは、対面のOB訪問で特に起こりやすい場面を想定し、名刺をもらったときにどのように動くと自然かを整理します。
待ち合わせ時
待ち合わせ場所では、約束の時間より少し早めに到着し、相手を探しやすい位置で待つことが基本です。
相手が到着したら、座って待っていた場合でも立ち上がり、「本日はお時間をいただきありがとうございます」と先にお礼を伝えます。
その場で名刺を差し出された場合は、荷物やスマートフォンを持ったまま受け取らず、手を空けて両手で受け取れる状態を作ります。
- 先に立って挨拶する
- スマートフォンをしまう
- 両手を空ける
- 名刺を確認する
待ち合わせ時は周囲が慌ただしいこともありますが、最初の数秒で落ち着いた態度を示せると、その後の会話にも入りやすくなります。
着席直後
カフェや会議室に移動してから名刺をもらう場合は、着席前後の動きに気を配ると丁寧です。
相手が名刺入れを出したら、座ったまま受け取るのではなく、可能であれば一度立つか、上体を起こして正面から受け取ります。
受け取った後は、会社名と氏名を確認し、自分のノートや名刺入れの上に置くか、汚れそうであれば一言添えてしまいます。
| 場所 | おすすめの扱い |
|---|---|
| 会議室 | 名刺入れの上に置く |
| 広いカフェ | 手元側に置く |
| 狭いカフェ | 確認後にしまう |
| 飲食を伴う席 | 汚れない場所へ移す |
会話を始める前に名刺の扱いを整えておけば、面談中に置き場所が気になったり、飲み物で濡れそうになったりする不安を減らせます。
複数人面談
OB訪問に複数の社員が参加する場合は、名刺を受け取る順番と並べ方が重要になります。
基本的には役職が高い人や相手側の上位者から名刺を受け取ることが多いですが、学生側から順番を細かく判断するのが難しい場合は、差し出された順に丁寧に受け取れば問題ありません。
名刺を並べるときは、座っている位置に合わせて置くと、会話中に名前を間違えにくくなります。
複数人いると緊張して一枚ずつの確認が雑になりやすいので、「頂戴いたします」と言いながら、氏名だけでも目で確認する時間を取ることが大切です。
面談後のお礼メールでは、代表者に送る場合でも、同席者がいたことへの感謝を一文入れると、名刺を受け取った相手全体への配慮が伝わります。
名刺をもらった後のお礼で印象を整える

OB訪問で名刺をもらった後は、その場の扱いだけでなく、面談後のお礼まで含めてマナーが完成します。
名刺には相手の連絡先が書かれていることが多いため、もらったからといって自由に何度も連絡してよいわけではありません。
お礼のメールは早めに送り、内容は長くしすぎず、面談で得た学びや印象に残った話を具体的に添えると丁寧です。
ここでは、名刺をきっかけに連絡を取るときの考え方、お礼メールの構成、返信が来た場合の対応を整理します。
当日中に送る
OB訪問後のお礼メールは、できれば当日中、遅くとも翌日までに送るのが無難です。
時間が経ちすぎると、感謝の気持ちが薄く見えたり、面談で学んだことが具体的に伝わりにくくなったりします。
件名には「OB訪問のお礼」と大学名と氏名を入れ、本文の冒頭で相手の会社名、部署名、氏名を名刺どおりに確認して書きます。
- 件名は用件がわかる形
- 宛名は名刺どおり
- 冒頭で時間への感謝
- 本文で学びを具体化
- 最後に署名を入れる
名刺をもらっている場合は宛名の正確さが特に見られやすいため、送信前に会社名や漢字を必ず見直すことが大切です。
学びを一つ入れる
お礼メールでは、単に「ありがとうございました」と書くだけでなく、OB訪問で印象に残った話を一つ入れると気持ちが伝わりやすくなります。
たとえば、仕事内容の理解が深まったこと、社風の見方が変わったこと、入社後に求められる姿勢を学んだことなど、面談内容と結びつけると自然です。
名刺をもらった相手に連絡する以上、誰にでも送れる定型文ではなく、その人と話したからこそ書ける内容を入れることが大切です。
| 避けたい内容 | 改善例 |
|---|---|
| 勉強になりました | 営業職の一日の流れを理解できました |
| 参考になりました | 若手の裁量の大きさを具体的に知れました |
| 志望度が上がりました | 顧客との向き合い方に魅力を感じました |
具体性があるお礼は、相手の時間が役に立ったことを示せるため、次に質問したいときにも自然な関係を保ちやすくなります。
追加連絡は節度を守る
名刺をもらったからといって、選考状況の相談、ES添削、面接練習の依頼などを何度も送るのは慎重に考える必要があります。
相手は採用担当者ではなく、通常業務の合間にOB訪問へ対応してくれている場合が多いため、連絡の量が多いと負担になることがあります。
追加で質問したい場合は、まずお礼メールの中で「差し支えなければ、今後一点ご相談させていただくことは可能でしょうか」と確認するなど、相手の都合を尊重します。
返信がない場合も、すぐに催促するのではなく、数日から一週間程度は待ち、どうしても必要な場合だけ簡潔に再連絡します。
名刺はつながりを作るきっかけですが、相手の時間を奪いすぎない姿勢が、結果的に信頼されるマナーになります。
名刺の保管と情報管理で失礼を防ぐ

OB訪問で受け取った名刺は、面談が終わった後も就活が続く限り大切に保管します。
名刺を紛失すると、お礼メールの宛名確認ができなくなったり、次回連絡時に部署名を間違えたりする原因になります。
また、名刺には個人の連絡先や会社の情報が含まれているため、写真をSNSに投稿したり、友人に無断で共有したりするのは避けるべきです。
ここでは、名刺をもらった後に学生がやりがちな失敗と、就活で安全に活用するための管理方法を解説します。
すぐ整理する
OB訪問が終わったら、帰宅後できるだけ早く名刺を整理することが大切です。
複数社のOB訪問を続けていると、誰とどの話をしたのかが混ざりやすく、名刺だけ見ても面談内容を思い出せないことがあります。
名刺そのものに直接書き込むのではなく、ノートや就活管理シートに、訪問日、相手の部署、印象に残った話、次に確認したいことをまとめると安全です。
- 訪問日
- 相手の部署
- 聞いた仕事内容
- 印象に残った言葉
- 次回確認したい点
名刺とメモをセットで残しておけば、お礼メールや次の面接準備でも情報を活用しやすくなります。
名刺を汚さない
名刺は小さな紙ですが、相手から預かった大切な情報として扱う必要があります。
鞄の底にそのまま入れる、財布に折って入れる、ノートの間で曲げるといった扱いは、後で見返すときにも不便です。
名刺入れがない場合でも、クリアファイルや小さなカードケースを用意しておくと、折れや汚れを防ぎやすくなります。
| 保管方法 | 注意点 |
|---|---|
| 名刺入れ | もっとも扱いやすい |
| カードケース | 学生でも用意しやすい |
| クリアファイル | 折れ防止に使える |
| 財布 | 汚れやすく避けたい |
高価な道具をそろえる必要はありませんが、名刺を丁寧に持ち帰れる準備は、OB訪問の基本的な身だしなみの一部と考えるとよいでしょう。
個人情報として扱う
名刺には氏名、会社名、部署、メールアドレス、電話番号など、相手の仕事に関する情報が記載されています。
そのため、もらった名刺を写真に撮ってSNSへ投稿したり、友人の就活に役立つからといって無断で連絡先を共有したりするのは避けるべきです。
友人を紹介したい場合は、まず名刺の相手本人に「同じ業界を志望する友人がいるのですが、ご紹介しても差し支えないでしょうか」と確認するのが安全です。
就活では情報収集の意欲が評価される一方で、相手の情報を勝手に広げない慎重さも社会人として見られます。
名刺をもらったら、連絡先を得たと考えるだけでなく、信頼して情報を渡してもらったと捉えることが大切です。
よくある不安を先に解消する

OB訪問の名刺マナーで不安になりやすいのは、細かい作法を一つでも間違えたら評価が下がるのではないかという点です。
実際には、名刺の位置や言い回しだけで選考に直結することは多くありませんが、雑な態度や相手への配慮不足は印象に残ります。
学生として不慣れであることは自然なので、完璧さよりも、相手を尊重しながら学ぶ姿勢を見せることが大切です。
ここでは、名刺をもらった後に起こりがちな不安や失敗を、実際の対応に落とし込んで整理します。
名刺入れがない
OB訪問で名刺入れがない場合でも、それだけで大きな失礼になるわけではありません。
ただし、受け取った名刺をそのままポケットに入れたり、鞄の中に放り込んだりすると、扱いが雑に見える可能性があります。
名刺入れを持っていないなら、清潔なカードケースや硬めのクリアファイルを用意し、名刺が折れないように持ち帰れる状態を作っておきます。
- カードケースを使う
- 清潔なファイルに入れる
- 財布へ直接入れない
- 鞄の底へ入れない
就活でOB訪問や面談が増えるなら、安価なものでよいので名刺入れを一つ準備しておくと、当日の不安を減らせます。
自分の名刺がない
学生が自分の名刺を持っていないことは珍しくないため、OB訪問で相手から名刺をもらっても、必ず交換しなければならないわけではありません。
自分の名刺がない場合は、受け取った後に「学生のため名刺を持ち合わせておらず失礼いたします」と添え、大学名、学部、氏名を口頭で伝えます。
その後のお礼メールで署名を整えて送れば、相手は必要な連絡先を確認できます。
| 伝える情報 | 伝え方 |
|---|---|
| 大学名 | 口頭と署名 |
| 学部学科 | 必要に応じて補足 |
| 氏名 | フルネームで明確に |
| 連絡先 | メール署名に記載 |
名刺がないことを何度も謝るより、自己紹介とお礼メールを丁寧に整えるほうが、学生らしく誠実な印象につながります。
しまうタイミングに迷う
名刺をいつしまうかは、面談場所と会話の流れによって判断します。
会議室や広いテーブルであれば、会話中は見える位置に置いておき、終了時に「お名刺、頂戴いたします」と一言添えて名刺入れへしまうと自然です。
一方で、カフェや飲食店で名刺が濡れそうな場合は、受け取って内容を確認した後に、早めにしまっても失礼にはなりません。
その際に無言でしまうと雑に見えることがあるため、「汚れないよう、こちらに頂戴いたします」と柔らかく伝えると安心です。
名刺を置き忘れることがもっとも避けたい失敗なので、退出前にはノート、スマートフォン、名刺の三点を確認する習慣をつけるとよいでしょう。
名刺を丁寧に扱えばOB訪問の信頼は高まる
OB訪問で名刺をもらったときは、立って両手で受け取り、「ありがとうございます、頂戴いたします」と言葉を添え、まず内容を確認することが基本です。
受け取った名刺は、会議室なら名刺入れの上や手元に置き、カフェなどで汚れそうな場合は一言添えてしまうなど、場所に応じて丁寧に扱えば問題ありません。
学生側の名刺は必須ではありませんが、持っていない場合は口頭で所属と氏名を伝え、面談後のお礼メールで署名を整えると自然に補えます。
名刺をもらった後は、当日中を目安にお礼メールを送り、相手の名前や会社名を正しく書き、面談で得た学びを一つ具体的に入れると印象が安定します。
名刺マナーは細かな型を完璧に守るためのものではなく、相手の時間、情報、立場を大切にしていることを行動で示すためのものなので、落ち着いた所作と誠実な対応を意識すれば、OB訪問全体の信頼感を高められます。



