メガバンクの人数が減っていく 新卒就活への影響は?【三菱UFJ、店舗数を4割減に】

就活全般

メガバンクへの就活というのは今どうなのでしょうか。
2020年5月20日のニュースで三菱URJ銀行が店舗数を4割減にするということが発表されました。

銀行業界を志望している人にとっては、ある程度は予測していたかもしれませんが大きなニュースになるかと思います。

ここではニュース内容とともに就活企業の選び方について考えてみます。

三菱UFJ、店舗数を4割減にというニュース

三菱UFJ銀行といえば、今は日本最大のメガバンクという位置づけになります。業界トップにある企業が店舗数を4割減にするという発表をしたわけです。

2017年度末の515店舗から2023年度末に300程度に。4割の削減になります。
今後はアプリ機能の充実に向かい、店舗ではなくインターネットバンキングに向かっていくことになります。

三菱URJ銀行が衰退するというよりは、時代の流れに合わせて変革をしていくという意味合いが大きいものでもあると考えます。

就活としてはこれはどうなのでしょうか。インターネットバンキングの部門での人数は増えるかもしれませんが、店舗減というのは、それだけ人員が減っていくということにもなります。

支店長の役職も減るということは、将来的に出世できる人数も少なくなることを示します。

銀行全体の人数が減少する傾向

今回は三菱UFJの店舗削減のニュースを取り上げたわけですが、この銀行だけではなく、他のメガバンク、多くの銀行の人数も減少する傾向になるでしょう。

業界トップが店舗数を大幅に減らす今、全体としてもこの流れが止まることはありません。

資金調達の手段も多様化していますし、一般顧客としても店舗対面で絶対に何かをしなければいけないという人は減ってきているはずです。

スマホアプリの普及もありますし、今後はネットバンキングにますます移行が進んでいきます。異業種の参入も続いていますし、絶対に銀行でなければいけないということも減ってくるとも考えられます。

直近の話だけではなく、かつては都市銀行は20行もありました。それが今では目がバングは3行のみ。

非常に厳しい環境が続いていることがわかります。

2000年代 三菱UFJは就職人気TOP10企業だった

三菱UFJ銀行ですが、2000年代は就職人気TOP10に入るような企業でした。

東洋経済の情報では、文系の就職人気ランキングとして2008年には5位、2008年、2009年は4位にランクインしています。

2007年データで見ますと

1位 資生堂
2位 JTBグループ
3位 ANA(全日本空輸)
4位 JAL(日本航空)
5位 三菱東京UFJ銀行
6位 みずほフィナンシャルグループ
7位 サントリー
8位 トヨタ自動車
同8位 ベネッセコーポレーション
10位 積水ハウス

と三菱URJ銀行とみずほの2つがランクインするような超人気状態となっていました。今ではTOP10には入っていません。

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自分が中核となる頃には時代が変わる

就職を決めるときに気を付けなければいけないこと。それは自分が入社して中核社員となるような頃には時代は変わってしまうということです。

入社して数年間はそのときの人気企業であったり、勢いのある企業が変わることはないとしても、まだ新人の状態では仕事もそれほど大きなものを任せてもらえるわけではありませんし、給料としてもそこまで高くなるというわけではありません。

実際に会社の中核として働くようになる頃、30代半ば~40歳代以降というようなときに、社会構造が大きく変わってしまい、思っていたのと違う、あてが外れたというようなことも起こりかねないということがあります。

どうしてもポストの関係上、上に行ける人数は限られてきます。
店舗が縮小されていれば、それだけチャンスもなくなってしまいます。
そのときの予測で考えると将来は変わってしまうということです。

大企業人気は変わらないが就職のリスクは?

過去の20年間を見てきても、就活に関しては結局大企業人気というのは変わりません。

また多くの大企業が存続していて、社員も良い環境のまま残っているというのも事実です。

大手を目指しても時代が変わってダメになっていくから目指さない方がいいというのはやや早計です。

今回の銀行に関しても、人気が落ちてどうしようもなくなったというわけではなく、次の時代への変革が起きていることを示していると考えられます。その次の時代に合わせた変革が上手くいけば、また新たな分野で盛り上がってくることはあるでしょう。

ただし、そのときに従来の社員が必要とされるかは未知数です。
従来の店舗で活躍する社員は必要とされなくなり、IT技術者が優遇されるという可能性はあります。

会社の業績は良くても、変わらなくても必要とされる人材が変わってしまうリスクはあるのです。

その年の人気基準で企業を選んではいけない

このような時代の変化もあるので、その年の就職人気企業というような基準で就職先を選ぶのはやめた方がいいでしょう。

就職人気はあくまで参考情報です。人気が高いから素晴らしい企業であるということはありません。
また、企業として素晴らしい、魅力的な商品を販売してある、ブランド力があるということと働く環境が良いのかどうかは全くの別問題です。

その当時は人気があったなんていっても、何のメリットにもなりません。
就職人気企業から順番に受けていこうとする人もいるかもしれませんが、これは危険パターンですので気をつけましょう。

企業からしても人気だから受けに来ましたという人は熱意に欠ける部分があり敬遠したくなるものです。

20年先の自分がどのような生き方をしているか

時代の流れによって企業自体も変革していくということは、その瞬間の人気であったり、また人気でなくても商品のブーム等を見ても仕方がないということになります。

問題は10年先、20年先の自分がどのような生き方をしているのかです。
年数が経つに連れて考え方も変わってくるものになりますし、今からそこまで先を予測するのは不可能です。

でも、どのように生きていたいのかを考えるのは大いに意味があります。
先のことまで考えた上で、実際に働いた上で考え方を変えるというのと、目の前しか見ていなくて変化に全く耐えられないというのは全然違います。

時代の流れや、配属部署や仕事内容によって、状況によって転職するという転職前提で就職を決めるというのもいいでしょう。

短期的な給料基準も意味がない

新卒で就活をするときにその会社の給料というのも気になるものです。
これも短期的な給料を見て決めるというのは意味がありません。

給料を完全に気にするなというのは少し異なります。
給料は本当に大事で、今は関係ないと思っていても、将来家族生活を送るようになっていったりすると、必要なときが出てきます。低くてもいいでは済まないときもあるため、これは非常に重要なものになります。

ただし、短期的に高いかどうかというのは別問題です。
結局時代は変わっていくもので、今出ている給料、年収というのはあくまで現時点の社員が活躍して得ているものです。

自分自身が入社して10年20年と経つ頃に同じ基準でいられるのかどうかは全くわかりません。

また現実的な選択肢として一生一社で過ごすわけではなく、途中で市場の流れともに転職することになる人がほとんどでしょう。

一番給料がもらえるときにその会社にいるとは限らないわけです。
給料は高い方がいいという要素はありますが、あまり短期的に平均年収だけを見て決めるというのはよくありません。

将来的に多くの収入を得たいのであれば、どのような企業に入って何のスキルを身に着けるのかということを考えた方がいいでしょう。

先を読む力といっても誰にもわからない

10年、20年といううちに時代が変わり、人気企業も変われば人気職種も変わってしまいます。

今人気のある企業に入ったり、人気のある職業を目指しても、活躍できる年齢になる頃にはもう衰退している、全く違うものになってしまっていることもよくあります。

そのために先を見て就活をするということは大事なのですが、ではどのような企業がいいのか。これは絶対にわかりません。

先を読むような力を持てといっても実際にどの企業や職種が優れているかは誰にもわからないのです。

日本の大企業だけを見ると変わらない部分も多くありますが、世界全体ではGAFA(google,applefacebook,amazon)が台頭してくることは誰も読めなかったはずです。

先の時代を考えて就活するということ自体が、時代の流れを読むという意味では無理があるものになります。

自分基準を見つけるということ

先を読む力を身に着けようとしても、現実的には不可能ということがあります。

そうである以上、自分だけの基準を見つけることが大事です。
自分自身が受け入れる、納得できる基準を用意すること、就活の軸と同じようなことですね。

会社が凄いとか給料が高いとかで決めるということではなく、自分の基準に合っているからその会社を選ぶということです。

将来性、10年20年先の時代に変化に当てはまりそうだということで基準を作って選ぶのも一つの方法ではありますが、それもまた変わっていく可能性があるということを念頭に置いておかなければいけません。

自分の基準がしっかりとしていれば、時代の変化が起こってもそれに合わせて転職するなり、スキルを変えていくということもできるかもしれません。

そこまで先のことはわからないにしても、基準がはっきりしているということは、就活の志望動機等でも他の人とは違う、内容の深いものが出来上がることになるでしょう。

今後は個人の能力で流動化する時代では

今後の時代は、個人の能力がますます重視されていくことが考えられます。

組織で頑張っていけばいいという時代は変わり、雇用の流動化も進み、今でもすでにそうですが、一生一つの会社で務めるのではなく、そのときどきによって必要とされる会社に動いていくことになるのでしょう。

そうするとどこの企業に就職するかではなく、どのような能力を身につけるかが重要となってきます。

良い企業に就職できたとしてもスキル不足になるとリストラになってしまったり、違う技術が必要となった場合、従来の社員は必要ないということで出世の見込みがなくなったりしてしまうわけです。

自分の軸と磨きたいスキルがはっきりとしていれば、その時代時代に合わせて企業を渡り歩くこともできますし、自分自身を変化させることもできます。

入社してなんでもやってみますという気持ちも大事ですし、そこから何かが見つかることもありますが、それだけではなく、どのような軸でどんなスキルを磨いていきたいのかは早い段階から考えておいた方がいいでしょう。

まとめ

ここでは、メガバンクの人数が減っていくということ、人気企業等も変わっていくということから今後の就活はどのように考えたらいいのかということを書いてみました。

この変化によって銀行が衰退するとは限らず、また新たなニーズが生じ、異なる分野で成長していく可能性は十分にあります。

銀行がどうかというだけではなく、就活全体として、今後も常に企業は変化していきます。

そのため今だけを見て就職先を決める、受ける企業を決めるのではなく、もっと先を見て、自分なりの基準を決めるということを考えるようにしてみてください。

 

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