新卒就活の履歴書は手書き?パソコン?どちらが良い印象になるのか

就活全般

新卒就活の履歴書は手書き?パソコン?どちらが良い印象になるのか

就活のときに履歴書の提出を求められることは多いもの。

履歴書というと、一般的には手書きの専用の履歴書を買って提出するイメージがあるかもしれません。
でも、できればパソコン(PC)で対応した方が早いですし、修正や複製も簡単ですよね。

今は履歴書の扱いというのは手書きとパソコンはどうなっているのか。
このテーマで話をしていきます。

会社側から指定があれば一番良いもの

履歴書は手書きがいいのか、それともパソコンで作成するのがいいのか。
できればこのことは会社側から指定してほしいですよね。

手書きと言われればその通りにするしかありませんし、パソコン作成やデータ提出してくれと言われれば従うのみです。

明確に示さずに学生側に任されると本当に困ってしまいます。学生側がどちらがいいか等の判断ができるはずがありませんし、その会社独自の文化等がある場合、知る由もありません。

もし、会社側から手書きともパソコンでもどちらでもいいと案内があった場合は、本当にどちらでもいいと考えていいでしょう。

就活には案内にはそうあるけど、実際は違う等のトラップがありますので、用心したいところですが、履歴書に関してはどちらでもいいと言われたものをパソコンで出して不採用になったり、手書きで出して評価が下がったりとかそういうことは考えにくいです。

採用側からすると知りたいのは形式ではなく、中身であって手書きやパソコンであるかはあまり関係ないはずです。

なぜ今更手書きの履歴書の要求するのか?

なぜこんな21世紀のような時代にもなって手書きの履歴書を要求するのでしょうか?

未だにFAXを使い続けているような古い日本企業の体質であったり、何かの嫌がらせであったりするのでしょうか。

大学のレポートだってパソコン作成なんてあたり前なのになぜ手書きということになるのか、これには理由もあったりします。

文字を見ることでその人の性格を読みたい

よく言われる手書き履歴書を要求する理由は履歴書の文字を見ることで、その人の性格や熱意を見ていきたいというものです。

手書きであれば、少なくともパソコン使用の文字よりかはその人のクセが出ます。当たり前ですよね。

文字を見ることによって、丁寧に書かれているのか、それとも汚い文字で書かれているのかでその人がどれだけしっかりしているのかを推測することができるということです。

自己PRで私は几帳面なタイプで、スケジュール管理が得意ですといいながら、文字が雑な感じだったりすると、その内容を疑うこともできます。

本当に達筆だったりすると、文字だけでのある程度の教養を感じることができて、優秀さを感じるということもあるかもしれません。

このようなことが言われたりするわけですが、本当にそうなの?と疑いたくなるものもあります。

字がきれいな人は本当に優秀なのでしょうか?また字が汚い履歴書を出す人は仕事もできないのでしょうか?

手書きの書類が多かった時代であれば、仕事上の影響もわからなくもありませんが、今の時代字がきれいな人がいいのかどうかは科学的根拠が無いように思えてしまいます。

また小さいときに習字などの習い事をしていて、字がきれいな人はそれだけで有利になってしまいますよね。

丁寧に書くということは誰にでもできるので、その判断はできるかもしれませんが、かなり不公平かついい加減な方法のように思えてしまいます。

わざと手間をかけさせて応募者を絞りたい

企業側の理由で手書き履歴書を提出させるものとして、わざと応募者に対して手間をかけさせて対象を絞りたいということもあると聞きます。

手間暇がかかるので、ある程度本気度の高い人しか応募してこないという理屈です。

確かにパソコン上で簡単にエントリーできて、その延長上で書類も提出できてしまうと学生側の利便性は高まるのと同時に、簡単にできるので何社でも提出できてしまうということが起こります。

まだリクナビ等が発達する前は企業に応募するのも大変で、1社1社の価値が大きかったのが、どんどん就活のネット化が進み、あまりにも軽くエントリーでき、書類も提出できるようになった。

その結果、1社の価値は小さくなってしまい、簡単に受けて簡単に辞退されてしまう、志望度の低い人の選考までやらなければいけない。

このような弊害も起こってきています。
それであれば意図的に手間のかかることをやらせれば、本気の人しか集まらなくなるということ。

学生側からすると面倒な話になりますが、まあ一理あるというものにはなります。

単純に古い形式を好む企業

これは本当にありがちですが、単純に古い形式をそのまま踏襲しているだけという企業です。

昔から履歴書は手書きのものを提出するという決まりになっているからその前例に従う。それだけだということです。

採用担当者が前例を変えるリスクを取らない会社であるとも言えます。
特に手書きのまま採用活動を続けてきて、何も企業側に不都合がなかったのでそのまま続けていますし、変更をして余計なリスクを取るつもりもないということ。

この是非はありますが、企業側からみて、何も影響がないのであればそのままでもという考えはありなのでしょう。

応募人数がそこまで多くない企業であったり、書類管理上、物理的な紙が必要で手書きのままにしているということもあるかもしれません。

パソコンで作った方がいい場合もある?

手書きの履歴書を要求する企業について言いましたが、パソコンで履歴書を作った方がいい場合というのもあります。

今の時代は仕事も手続きもパソコン作業が基本ですよね。

パソコンのスキルがあると思わせる?

パソコンで履歴書を作ることができるということは、すでにある程度のパソコンを操る能力があることを証明しているということにもなります。

いまどきパソコンをいじることをできないような人が本当にいるのかと思うところもありますが、スマホ利用が一般化しすぎて逆にパソコンに触れる機会が異常に少なくなり、操作もまともにできなくなってしまった層もいるということです。

ただ、そんな人達はもともと会社に入社することにならないでしょうし、選考でパソコン操作ができない人かどうかも見抜けないというのは、かなり微妙な話になってしまいます。

わざわざパソコン能力を見せるというのは、あまりにレベルが低い話なのかなとも思われます。

手書き文字よりもパソコン文字の方が読みやすい

これが一番の理由とする企業も多いかもしれません。
結局のところ履歴書はパソコンの方が手書きのものよりも読みやすいのです。

統一されたフォーム、文字になるので当たり前です。普段見る書類と変わらないものを見るのと、学生が書いた字のうまさや特徴がバラバラのものを見るのでどちらがいいのかということです。

手書き履歴書要求企業のように、字の上手さやにじみ出る性格を見たいのであればNGかもしれませんが、そうではなく、その中身を重視したいのであれば、見やすいのは圧倒的にパソコン作成のもの。

大量の応募者の書類をさばかなければならないのであれば少しでも効率の良い方法を選ぶのは当然です。

新しい企業は古い形態を好まない

IT行等の新しい業態の企業であれば、履歴書においてもわざわざ古い形態を望まないこともあるでしょう。

手書きのメリットは上に書いたとおりですが、実質的な意味はほぼないに等しいと思われます。

文字を見るのではなく、とにかく中身重視、実績重視で行くのであれば、履歴書はデータでも十分ですし、履歴書の形式にこだわる必要性はないということになります。

手書きのものを出されても迷惑なのでパソコンで作ったものを提出してくれと言われてもおかしくはありません。

本当の勝負はESであり、履歴書ではない

就活において本当の書類の勝負はESです。
履歴書は書ける範囲が少なすぎるのもあり、基本的には事実プラスアルファ程度のものでしかなく、より深い情報はESに書くということになります。

企業によってはESなしで履歴書のみというところもあるかもしれませんが、基本は企業側が用意するESへ自己PRや志望動機等を細かく記入していくはずです。

その場合履歴書はあくまで形式的なものになりますし、そこでの評価が大きいということは考えにくいです。

この履歴書が手書きであるかパソコンであるかなんてことは本当に小さな話でしかなく、採用側からみてもどちらでもどうでもいいものになります。

ここで悩むこと自体があまりたいしたことではありませんし、指定していないとすれば企業側も不親切だと思えてしまいます。

手書きとパソコンのどちらが好まれるのか?

手書きとパソコンの履歴書のどちらが好まれるのかということは気になるところです。

調べたところ、データは本当にバラバラの結果となっているようです。

ライフネット生命の調査では、どちらでもいいとしたのが68.3%で手書きがいいとしたのが28.7%、パソコンが良いとしたのはわずか3%という結果が出ています。

ですが、duda調べの情報では手書きが良いが27.2%、どちらかというと手書きが良いが16.5%で、半数以上はどちらでもいいか、パソコンで作成した方がいいとなあっています。

調べる期間やその対象によって答えは全然変わってきてしまうため、現時点においては手書きがいいのかパソコンがいいのかの調査はあまり役に立たないものになってしまっています。

指定がなければ手書きが無難

現時点で手書きとパソコンのどちらが好まれるのかということについてははっきりしないというのが回答となってしまいました。

企業や採用担当者によって答えが分かれるのでは学生側が困ってしまいます。

困ったときは直接企業側に聞くしかありません。企業側の方から形式について指定してあるのがベストですし、そうあってほしいところですが、そうでなければ直接聞いてみるのも良いかとは思います。

ただし聞ける雰囲気ではないという場合や、それも含めて自分で選べという場合、今のところは履歴書は手書きにしておいた方が無難なのかもしれません。

パソコンの方が便利と思っている採用担当者も直接指定しなかった以上手書きのものが来ても文句は言えません。

逆に手書きの履歴書が当たり前だと思っている採用担当者のもとにパソコン作成のものが届いてしまうと、違和感を感じてしまうかもしれません。

学生側としてはパソコン作成の方が便利だとは思いますが、どちらかはっきりしないときは手書きで出しておいた方がいいというものになります。

まとめ

ここでは履歴書は手書きがいいのかパソコンがいいのかということについて話をしてきました。

基本的には企業の指示に従うべきものであり、指示があいまいな場合は確認してみるのもいいかと思われます。

どうしても確証がない場合は今のところ手書きの履歴書を使わざるを得ないということになるのででしょうか。

いまどき手書きというと非常に古い感じもしてしまいますが、就活の慣習として残っていて、企業側が直そうとしない以上は学生はそれに従うしかありません。

なるべく非効率な書類等はなくなるような時代になっていくといいですよね。

履歴書の内容やESの内容、自己PRや志望動機等を相談したい場合は以下で紹介している就活エージェントに相談してみるというのも良い方法だと思います。

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