就活仲間の作り方は?仲間がいるメリット・デメリットはあるの?

就活全般

就活中に就活仲間はいた方がいい?それとも仲間なんていらない?
就活を続けていくと仲間が増えたり、仲間内で交流したりということが増えてくる人もいます。

一方そうでない人もいるわけですが、就活仲間はいた方がいいのでしょうか?

就活は将来が決まる人生の重要なシーンです。仲間がいた方がメリットがあるのか、それともデメリットが多いのかについて考えてみます。

就活仲間が必要なのかどうか

就活仲間が必要なのかどうか。
これはあなたのタイプであったり、置かれている環境によるので必要であるかないかは分かれてきます。

就活の最終目的は志望企業から内定を取るということです。
そのための最短ルートをたどることができるのであればいいということで仲間がいるいないが直接関わってくるわけではありません。

情報もネット上や専用サイトでも入手しやすくなっていますし、大学内ですでに就活のネットワークがあって、新たに仲間がいなくても大丈夫という人もいるでしょう。

一方、就活中に仲間を作ることによって、新たな情報や価値観が得られることもあるでしょうし、就活の短期的視点ではなく、その後もということで良い仲間になる可能性もあります。

ここをどう考えるか、あなたにあった方法はどうなのかをいうことを考えていくことが大事です。

就活仲間が自然にできる人、できない人

就活仲間を作りたいとか、そんな気はないとかいろいろな姿勢はあるかと思います。

そこまで仲間を作ることに専念するような人もあまりいないのかなとは思います。

もし就活をまだやっていないというのであれば、やってみればわかりますが、結構自然にできてくるものです。

同じ同年代の大学生同士、志望している会社も同じというと、敵対するよりは面接の場以外では仲良くなりやすいところがあります。

就活仲間ができないという人の理由としては、場に残れるような雰囲気ができているところですぐに帰ってしまうとか、就活向けのイベントにあまり参加していないとかがあるのかなとは考えられます。

ライバル心むき出しにしていて、説明会や選考が終わった瞬間さっさと帰るのであればなかなかできないでしょう。

わざわざ就活仲間づくりを頑張るというよりは、基本は自然にできていくものだと思っていてください。無理に仲間を作るとか考えるのではなく、まず目の前の就活に専念にすることです。

仲間がいることのメリット

就活仲間ができることによるメリット・デメリットというのはあるかと思いますが、具体的なメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか。

学校でも友達がいて、情報交換ができるという人も多いとは思いますが、就活仲間ならではのメリットというのもあるのです。

学校とは違う価値観の人に出会える

就活仲間をつくるメリットとして、まず学校の友達とは異なる価値観の人に出会えるというところがあります。

どうしても学校生活を送っていると、同じような価値観の人が集まってきます。大学は自由ということで似たような人達だけで過ごしがちになりますし、サークルやゼミ等でも似た思考の人が集まります。

ここで就活についても良い情報交換等ができればいいですが、必ずしもそれまでに所属していたコミュニティが就活に対しても意識が高いかどうかということはわかりません。

就活仲間であれば、学校もバラバラですし、その企業を志望している、検討しているということで就活の価値観として合う人である可能性が高まります。

同じ大学生とはいえどもバックグラウンドは異なってくる人たちと新たなに交流するということは、あなたにとっても良い刺激となるはずです。

就活の情報交換ができる

就活仲間であれば、同じ業界を志望していたりすることも多く、情報交換ができることも多いです。

自己PR等を相互に確認しあったりすることもできますし、具体的な企業の情報を交換できるかもしれません。

そこまで重大な情報を教えあうかというとそれはちょっと違うかもしれませんが、それでもどこの説明会ではこのようなことを話していたとか、面接会場の雰囲気はどうだったか等知っていると気持ちの持ちようが変わるということもあるでしょう。

選考内容で全員に同じようなことを課してくる企業であれば、知っているだけで有利になることもあるかもしれません。

あくまでお互い仲間でもあり、ライバルともいえるものになりますので、適度な範囲で、一方的ではなく、お互いに協力してということになりますが、よい関係が築ければ心強い場所となるかもしれません。

将来的にも付き合う仲間になるかもしれない

就活仲間のメリットとして、その場限りの仲間ではなく将来的にも付き合っていくということもあるかもしれないということもあります。

大学の仲間よりも同じ業界、企業を目指す人として同じような志を持っているということで、話も合いやすいです。
そして就活で同じような苦労もするということで仲間意識も強くなりやすいこともあります。

出会いが同じ場所であっても、全員が同じ会社に入るということはなく、結果はバラバラになっていくと思います。
社外の仲間として、就活後も付き合っていける仲間ができるということは素晴らしいですよね。

入社後のライバルではないというのも大きな違いになります。
会社に入ればまた同期の仲間ができてきますが、その人達は仲間と同時にライバルにもなります。

これは会社の雰囲気によりけりなのでわかりませんが、ライバル間の競争が強い場所であれば、同期間がなかなか上手くいかない、あまり同期間で話しにくいこともあるとかも起こります。

就活仲間で別の会社ということであれば、このような問題は起こりません。また、別の会社ということで、自分の会社ではない話も聞けたり、やはり刺激となる部分も得られるのかなとも思います。

社内の仲間も大事ですが、将来的な社外の仲間につながるかもしれないというのは非常に有意義なものになります。

仲間を作るデメリット

就活仲間を作るメリットは大きいと言いましたが、同時にデメリットもあるものになります。

あくまで就活時の仲間ということですし、就活自体にメリットがないのであれば中途半端な仲間を作ってということにもなってしまうかもしれません。

傷の舐めあいになってしまう

就活仲間を作るデメリットとして心配なのは傷の舐めあいをする仲間になってしまうという可能性です。

ESで落ちまくってしまって一向に先に進めない、面接を全く突破することができない。

そんなときに就活仲間で集まったり、ネット上でも交流して励ましあう、これは一見良さそうなことにも見えますが、就活を勝ち抜くのに本当に良い行動なのでしょうか。

ストレス解消であったり、落ち込んだ気分を元に戻してくれるのであればいいかとは思います。ただ、何の根拠もなく、あなただったら大丈夫だよ、とかそういう方向性に持っていくのは危険です。

本当はその人に重大な欠点があって選考を勝ち抜けないのかもしれません。ESの内容が学生から見たらよくても社会人から見ると全く通用しないものであったり、面接時の態度が不自然である、等あるかもしれないわけです。

励ますのはいいですが、傷の舐めあいになっているとした場合、本当に今そんなことをしている場合なのか、もっと厳しいところで自分を鍛えないとどうにもならなくなるというリスクも出てきてしまいます。

悪い意味でのプレッシャーになる

就活仲間を作ることで起こるのが悪い意味でのプレッシャーになってしまうということです。

他の人が頑張っているのを見て、自分も頑張ると思えるようになるのは良いことです。ただ、その後、出会って仲良くなった就活仲間が次々と選考を勝ち抜いていって、自分だけが落ちているという状態になったとき、上手く気持ちを切り替えて前に進めるのかどうか。

また仲間が自分が行きたかった第一志望に内定してしまって自分が落ちてしまうかもしれません。
次々と他にも難関企業に内定を取っていくのに自分だけが取れない・・・ということになることも可能性としてはあるわけです。

最初からまわりを見なければ余計なプレッシャーも受けることはなく、のびのびと自分なりの就活をすることができた、なんてこともあるかもしれないですね。

特に大学がバラバラである場合、就活仲間になった人が上位大学出身だった場合、またもともとの経歴が凄い人であった場合、その後の就活結果がかなりの差がついてしまうこともあります。

そのようなプレッシャーがあったとしてもきちんと自分は自分として、就活を戦っていくことができるのかどうか。自分だけがマイナスな気持ちで沈むことがないか。このあたりは、意識しておかないと波にのまれてしまうというというリスクもあるでしょう。

就活仲間を作る方法は?

就活仲間は自然にできるということを言いましたが、具体的にはどういう場所でできるのか。

それは一般的にはグループ面接やグループディスカッション(GD)の場がよくあります。

選考の場であって、ライバル同士ということにはなりますが、お互いに自己PRをしたり、協力してディスカッションを行いますので、その後も自然に仲良くなりやすいものです。

グループ面接やグループディスカッションの時点ではまだまだ採用の最初の方で、それで勝負が決まる重大局面というほどではありません。お互いほとほど緊張した範囲の中で次を目指して頑張って、終了後に打ち解けるなんていうことは出てきます。

またグループディスカッションも選考ではなく、説明会の中で行うところもあります。グループでなくてもお互い参加者同士で話し合ったり、そうしたイベント的な運営をする会社もあり、ここも仲間を作るチャンスになります。

あとは、最初から仲間を作るような場所に参加したり、就活イベントのようなところに参加するというケースでしょうか。

直接選考が関わらない場所だと、お互い仲間を作るつもりであったり、仲間ができやすいこともあるかもしれません。

自分自身も意識を高くすること

就活仲間ができればいいと思うかもしれませんが、基本的にはお互い情報交換で有意義な状態を作れるようにすることです。

普通の大学の友達とは出会いも違うものになりますし、ただ一方的に情報クレクレみたいな状態になると嫌がられてしまいます。

自分自身もしっかりと意識を高くもって就活に取り組んでいって、その経験や情報を話せるようになって初めて良い就活仲間が成立するのではないでしょうか。

仲間ができればいいではなく、就活へ真面目に取り組む姿勢を忘れてはいけません。

無理がない範囲で作ること

就活仲間については作ると良いことというのもたくさんありますが、あくまで最終目的は志望している会社の内定を取るということです。

仲間を作ることが目的ではありません。就活仲間を作るとなんだか就活が上手く進んでいるような気分にもなってきますが、それは錯覚で、内定を取らなければ、間にどのようなことがあろうと意味がありません。

仲間作りに夢中になってしまうというのは本末転倒となってしまいます。

意識が高い仲間が集まるのは素晴らしいですが、意識が高いままで終わって、実行に移せずに内定が取れなければ意味がありません。

やっている自分がかっこいいとか、就活を続けていると不思議な空気感も出てきたりするのですが、きちんと冷静に今の自分の状況を判断して、まわりに流されずに頑張っていくということが必要です。

まとめ

ここでは就活仲間を作ることのメリット・デメリットについて言いました。

仲間を作れば良いというわけではなく、内定を取らなければいけないということがありますが、就活を進めていく中で就活仲間ができて良い情報ができるというのは素晴らしいことです。

そんなに多くの仲間を作ることもありませんし、無理やりという必要性もありませんが、学校外の就活仲間を作ったりするということもまた良い経験にはなるのではないでしょうか。

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