グループディスカッションのタイムキーパーはおすすめできない?

面接対策

グループディスカッション(GD)は就活の選考の途中に入ってくることが多い選考方法ですが、このグループディスカッションに苦手意識があるという方も多いようです。

グループディスカッションにはファシリテーター、書記、タイムキーパー、発表役等の役割がありましたがタイムキーパーという役割を勤めるというのはどうなのでしょうか?

タイムキーパーはおすすめできないという意見もあり、ここでそのメリット・デメリット等を考えてみます。

タイムキーパーを選ぶ理由は何?

グループディスカッションでは、通常は役割はそのときにいるメンバーの中で自分達で決めることになります。

司会進行(ファシリテーター)という役割はリーダー的な役割なので大変、だからといって、何の明確な役割も持たない一般の人となると、選考を通過できないかもしれない、ということでタイムキーパーを選んでいる。

そういう人もいるかもしれません。

このタイムキーパーが好きでやっているのであれば問題は全くありませんが、そうではなく、消去法で選んだりなんとなく選んでいるということであれば、それは止めた方がいいかもしれません。

タイムキーパーの時間管理の難易度は意外と高いですし、また無理に何かの役割を得ないとグループディスカッションは通過できないというものでもありません。

タイムキーパーの役割

タイムキーパーの役割はグループディスカッションの時間管理ということで、重要な役割になります。

テーマが与えられて発表するまでの時間が決められるので、その間、何分くらいにどのような議論をして完結させるのかをコントロールしなければいけません。

グループディスカッションの種類によって方法は変わってはきますが、

・アイディア出しの時間は何分か
・まとめる時間は何分か
・発表準備は何分か

という時間配分を決定し、チームを納得させなければいけません。
ディスカッションが始まってからは実際に時間配分をチェックしていきながら、後〇分です!とお知らせする役割を持ちます。

この役割が微妙なところがあり、単純にきれいに時間内にまとまればいいのですが、必ずしもそうも行きませんし、チームワークも毎回参加者が良いメンバーであるとは限りません。

時間に関するトラブルが起こることもよくあるため、タイムキーパーが苦労することも多くあるでしょう。

時間配分に修正が求められるときがポイント

ついついタイムキーパーの役割が与えられると、時間だけを見てあと〇分であるという報告に終わりがちなところはあります。

実際にはディスカッションには変動がつきものです。
10分でアイディア出しをする予定で進めていたのに、5分で終わってしまったというとき、速やかに時間配分の変更を申し出なければいけません。
そこで優柔不断になっているようでは、管理能力を疑われてしまいます。

また逆に、時間が不足するときは難しいです。
明らかに用意した時間で足りないというときにどうするのか、打ち切るのか、延長して他の時間を削るのか。

この役割は司会進行・ファシリテーターの役割のようにも見えますが、進行が上手くいかない場合、時間配分のコントロールも結果的に失敗となってしまいます。

時間切れで議論がぐだぐだ、結果もぐだぐだというのもよくありませんし、仮に発表まではまともなものができたとしても、途中経過としての時間管理がよくなかったよね、という評価が出ることもあるかもしれません。

タイムキーパーをやるメリットは?

タイムキーパーは思っているほど簡単な役割ではないようなことを言いました。それでは、タイムキーパーの役割をやるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

・役割無しの一般の人よりも役割を引き受けたことによる責任感、積極性の評価。
・時間管理能力があることを証明できる
・アイディア出しの役割を他に任せられる
・リーダーや発表という役割が苦手でもカバーできる
・状況に応じて司令塔のようにコントロールすることができる

このようなメリットがあると考えられます。
役割を受けるということで評価を得るという目的もありますし、苦手な役割を受けない代わりにタイムキーパーでカバーするということもできます。

また苦手だということと反することになりますが、タイムキーパーでありながらも実質的にその場をコントロールできる、リーダーやファシリテーターの役割を担うこともできます。

時間管理が得意な人には、それ以上の役割を見せることもできますし、そうした方は引き受けても良い役割になるでしょう。

タイムキーパーをやるデメリット

一方、タイムキーパーを引き受けるということにはデメリットもあります。

・時間管理に気を取られて議論参加が難しくなる
・実際にはそう時間通りに議論が進まない
・時間管理ミスのリスクを負う

このようなデメリットがあります。

特に議論参加が難しくなると感じる人はやめておいた方がいいですね。
時間管理のために時計なり、ストップウォッチ等を見続けないといけません。

あと〇分とお知らせする人が夢中になって時間を見落としていましたでは話になりません。時間を真剣に追い続けながらしっかりと自分の意見も積極的に言って議論に参加することはそこまで簡単ではありません。

時間管理に集中する分、発言は少なる人が多いように見えます。

時間管理をして、発言が少なくなった、議論に集中できなくなったりしたにも関わらず、時間でミスが出たり、結論に失敗したということになると、責任は重大です。

何も役割がつかないよりはいいと思って受けると、意外と大変な目にあってしまうこともあります。

タイムキーパーがおすすめできないという理由

グループディスカッションではタイムキーパーがやりやすくておすすめ!なんていう人がいますが、本当にそうなのでしょうか。

個人的にはタイムキーパーを積極的に引き受けることはおすすめしません。
それはリスクの割に評価ポイントが低いと思われるからです。

時間管理能力自体は評価されにくいです。
下手するとただの事務係でしかなくなってしまいます。この人がタイムキーパーである必要はなかったよね?ただの時間計測係だよね?
となったときに、その人を通過させる理由にはなりません。

タイムキーパーといっても、結局時間管理だけではないプラスアルファが必要です。

順調に議論が進まなかったときの調整役であったり、時間内にしっかりまとめるために話を促す、まとめる。
こうなってくるとこれは事実上ファシリテーターと変わりません。

最初にどういう役割がセッティングされるのかは、その選考によって異なりますので、なんともいえませんが、中途半端に時間管理に追われるよりは、ファシリテーター的役割で動いたり、アイディアをガンガン出したり、対立軸をぶつけたりして議論を盛り上げた方が面白く映るのです。

ただ時間管理しただけではなく、タイムキーパーならでは味を見せるということまでを考えると、下手な役割よりも難易度が高くなり、それであれ役割無しで素直に臨んだ方が良い結果になるのかもという気もします。

結局は本人の得意不得意があるもの

タイムキーパーがおすすめできないという話もしましたが、これも絶対的な話ではなく結局個人の得意不得意というものがあります。

時間管理が得意な人もいれば、書記といってもただ書くだけではなくまとめるのが非常に上手いという人、また発表が上手い人もいます。
人によって得意分野が異なりますので、どういうポジションを取るのがいいのかを考えていくことです。

グループディスカッションといっても、その場で与えられるテーマによっても得意不得意、前提知識のあるなし等かなり分かれてきます。基本的に知識差は出にくいようなテーマが与えられますが、それでもこのテーマは日常的に気になっているという人と意識していなかった人では結果は異なってくるでしょう。

当日の参加者の質もかなり影響してきます。

全員が優秀でどんな役割についてもそつなくこなしてしまうメンバーのときもあれば、リーダー格ばかりで他の役割が不足しているというような場。

消極的なメンバーが多く、自分がメンバーを引っ張らないと収集がつかなくなるような場。本当にそのときによって雰囲気は変わるものです。

受ける企業のカラー、学生のレベルによってもかなり変わってきます。
まわりのレベルが高ければスムーズでいいかというと、そうでもないですし、低いときにはまわりを引っ張って目立てる可能性もあります。

臨機応援に場の空気を読む力が求められます。
単純にいつも〇〇の役割だからとはいかないところがあります。

見られているのはチームワーク

どの役割を取った方がいい、どの役割はダメだというような議論もありますが、実際のところどんな役割をとろうとも通過することは可能です。
何かの名前の役割を持っていないとダメなんてこともありません。

見られているのはチームワークであり、その場にどのように影響力を残して、チームをまとめていくか、または良い方向へ誘導していくかということを示せればOKなのです。

最後に発表する人が一番優れているのかというとそんなこともなく、発表者はすでに答えが出たことを話しているだけで、その答えの導き方が優れたいたという評価が出るかもしれません。

企業側もこのような選考を行う以上、さまざまな視点のチェックポイントを用意しているはずで、単純な見た目の役割以上にどう動くか、チームとしての完成度がどうかというところを見ています。

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満点を取る必要はない

グループディスカッションをどうしようかと迷うことも多いかと思いますが、このグループディスカッションで毎回満点を取る必要もありません。

企業の選考の勝負は面接であり、グループディスカッションは面接では見ることのできない側面や積極性を見ていたり、面接前のふるい落としに使われていたりするものです。

ここで凄い、最高級の答えを出したからといって、即内定とか、内定にかなり近づくというようなものではありません。

チームワークを重視して、それなりの答えを出すことができればOKです。それ以上の差がつくこと、特別な評価で次につながるということはあまり考えにくいです。

このグループディスカッションでは、そこそこの結果を出せるようにしておいて、まず落ちないような状態にまで対策したら、後は面接の方を重視していきましょう。

グループディスカッションが得意になる方法は?

グループディスカッションがどうしても苦手で・・・と感じてしまう人。
そんな人が克服する方法としては、細かいテクニックというよりもとにかく場数しかないと考えます。

友達同士で練習できるような環境があればやってみるのもいいですね。
また就活イベント等でもグループディスカッションの練習ができる場合もあるでしょう。

あとは徹底的に本番でもトレーニングしていくということ。
いきなり本命企業を受けるのではなく、まずは幅広くいろいろな会社を受けてみて、グループディスカッションを何度も経験していけば、慣れてくるはずです。

他の人の今日の発言は良かった、このような流れが良かった、発表が良かった等あれば、そのやり方をストックして、次回のディスカッションで自分が活かせるようにしていけばいいのです。

グループディスカッションが苦手だという人は、単に経験が少ないということが多いと思われます。なかなか大学でも学部等によっては、そこまでグループで議論する環境を得ることなく卒業することになるかもしれません。

経験を重ねていけばどの役割が自分に合っているか、どんな発言をすれば、評価が高いのかも自然とわかってきます。
全く話すことが苦手等でもない限り、面接が普通にできるのであれば慣れの問題で克服していけますので、まずは経験を積んでいきましょう。

まとめ

就活のグループディスカッションでタイムキーパーの役割はおすすめできない?というような話がありましたので取り上げてみました。

実際のところタイムキーパーはそれなりに難易度が高く、思っているほど簡単ではないということを経験するかと思います。
またタイムキーパーだから評価がつくというようなことも難しく、どのように評価を得る行動ができるかがカギになってきます。

安易に役割を引き受けるのではなく、自分の得意な方法は何になるのかを見極めていく、またしっかりと経験を積んで慣れていくようにしましょう。

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