面接を受けていて、困るのは合格したのか不合格なのか連絡がこないとき。
志望度が高い企業の場合、どう気持ちを切り替えたらいいのか。いつまでも連絡がないと気になってしまいます。
そんな不採用通知が送られてこない会社の場合にどうすればいいのかについて話をしていきます。
サイレントお祈りが発生している
不採用であってもしっかりと通知をしてくれればそれで切り替えて次に進めるのにいつまで経っても連絡がこない。
今では「サイレントお祈り」なんて呼ばれるようになりました。
お祈りメールで不合格だったのが、サイレントのところが出てきてしまったということです。
企業側にも事情はあるというのはわかりますが、それによって就活の戦略というのも多少は影響しますよね。他の会社から内定が出ている場合はどう行動すればいいのかが迷ってしまいます。
また今後の企業研究等もその会社についてどうすればいいのか、他に充てた方がいいのかとも迷いが出ます。
新卒就活の場合、大量に応募をして大量に落ちることは当たり前でみんなもわかっていることなのですから、連絡はきちんと欲しいと思ってしまいます。
志望度高めの企業から一向に連絡こないけど、サイレントお祈りワンチャンある
— ユウ(意外に食える)@趣味垢 (@oguirakutan0214) May 11, 2020
一週間以内にと前起きをしている企業もあり
サイレントお祈りなんて言っても、実はあらかじめ連絡をしている企業もあります。
「次の選考に進む場合は一週間以内にご連絡します。連絡がなかった場合はご縁がなかったとご理解ください」
このような形態をとる企業は結構あります。この方法は合理的ですよね。
一週間以内であれば十分待てる期間ですし、連絡がなければ不合格ということで次に向けて進んでいけます。
企業側も全員に連絡するのは大変ということもありますし、中途半端なサイレントお祈り状態が続くのであれば、最初からこの方針にすればいいと考えます。
もし選考を受けている会社からの連絡がこない場合、このパターンではないかということは考えてみてもいいかもしれません。
採用担当者が一週間以内ということを言い忘れたパターンだと困ってしまいますね。
面接も一日に何人も行って、それが毎日続いているとなると、どこかで言い忘れてしまった可能性も考えられます。
なぜ企業は不採用通知を送らないのか
採用でも不採用でも早く連絡を送ってくれた方が学生側としては助かるのに、なぜ企業は不採用通知を送ってくれないのでしょうか?
あまり直接不採用ということを伝えたくないというのはわかりますが、それと伝えないことの学生側の受けるデメリットを比較した場合にどうなのかということがあります。
事務の手間を省きたい?
不採用通知を送らない理由として考えられるのは、全員に連絡をするのは手間がかかってしまうということが考えられます。
電話で不採用を連絡するのは大変ですし、学生側からも微妙な反応が返ってきたりするかもしれませんし難しいものがあります。
でも、メールだったらいいのではないでしょうか?
これも誤送信リスクもあるので、実際にはそこまで簡単というわけではありません。
システムを組んで自動送信できる状態になっているのであれば簡単ですが、すべての企業にそれを要求することはできません。
検討が遅れることがあるため明確に言わない
不採用通知を送ることが難しくても、通過者には一週間以内に連絡をしますと言えばいいだけです。
それをしない理由として、実際には検討に時間がかかることもあるということがあります。
明らかにトップ通過の人にはすぐに連絡をするとしても、ギリギリのボーダーラインの人でどうするかの判断がすぐに出ないという人。
選考に関して、複数の部署・人の調整を必要としていて、すぐに合否の結果が出ていないということも考えられます。
終盤になってくると、入社人数の調整も必要になり、辞退する人も含めて数字の読みが必要でそう簡単に通過者を決められないということも起こるかもしれません。
時間がかかって一週間以上経過して、強制的に不採用とするのは問題となるため、あえて期限を切らず、そして何も送らずという状態にしているということです。
学生側からするとこれをやられるとデメリットしかありません。
応募者のキープ目的
極端に連絡が来るのに、次の選考へと通過していることもある。
そのまま連絡がずっと来ないまま終わってしまっていることもある。
同時期に受けている人は次のステップに進んでいる。
このような場合がキープ目的で連絡していません。
不採用通知をしなければどれだけ遅れても選考中ということにはなりますし、メインで採用しようとしていた学生が辞退したら改めて声をかけるなんてことをしているわけです。
何が何でもその会社に入りたい場合で、その会社がこのような方法を取っている場合はもう仕方がありません。
一般的には極めて微妙な方法ですよね。
ただ、時間がかかっているからといって本当にキープ利用されているのか。それとも単に時間がかかっているだけなのかは確認することはできませんし、あくまで想像の話でしかありません。
企業に連絡を入れるとどうなのか?
採用・不採用の連絡がこない場合、こちらの方から企業に連絡をしてみるという方法はあります。
ただ、これはやりすぎると危険です。
相手側も催促されたという印象が出てしまい、あまり良い印象にはなりません。
本当に優秀な学生であればまた別かもしれませんが、ギリギリの当落線上の人などで催促が来ると、そのまま不採用の流れにならないとは言い切れません。
連絡をしない方針の会社であれば仕方がありませんが、あらかじめ連絡をすることを明言していて、時間が経ちすぎている(2週間以上)の場合は、連絡してみてもいいのかもしれません。
メールで聞いてみるのもあり
採用担当側のメールアドレスが公開されている、やりとりできる状態にあるのであれば、メールで進捗状況を聞いてみるのはいいでしょう。
電話をするよりもメールの方が角が立たない場合もあります。
採用担当側も電話であれば、対応に追われていて難しいこともありますが、メールでは後程確認して返してくれるかもしれません。
「面接の合否についての連絡が確認できていないのですが、何日頃にご連絡をいただけるのでしょうか?」
というニュアンスで聞いてみるのはいいでしょう。
基本的には、一定期間が経過した後です。
あまりにも早く問合せして催促感が出ないようにしておきましょう。
問合せをしても厳しい可能性は高い
連絡がない場合は問合せをしてみるというのは一つの方法ではありますが、このような場合、結果としては厳しい場合が多いです。
連絡して、「すいません、連絡するのを忘れていました」とは通常なりません。
本当は落ちていたとしても、「選考中ですのでお答えできません。合格の場合には連絡します。」と答えられてるかもしれません。
「現在もまだ選考中です」 と話をにごされることもあるでしょう。
本当に良い結果が出ているのであれば、そこまで連絡をしてこない理由がないからです。もしかすると選考に時間がかかっているということもないとは言えませんが、いずれにせよ連絡したから良い結果が出てくる可能性は低いように思われます。
他の会社の内定が決まっていて決断をしなければいけないとき等、基本は何かの理由があるときで、いたずらに問合せをするのはやめておいた方がいいでしょう。
学生側も連絡はいらないという意見もある
サイレントお祈りが起こってしまうということですが、実は学生側の方も連絡はいらないという意見があるようです。
お祈りメールは精神的にダメージを受けるので見たくないということ。
確かにメールを開いてお祈りメールだったらショックを受けてしまいますし、それで他社の選考に悪影響が出たりしたら困ります。
ただそうはいっても期限は必要なのかなとは思います。
悪い知らせは嫌だということで逃げていても何かが変わるわけではありませんし、いつまでも連絡がこない企業のことを待ち続けるなんてなったら大変です。
お祈りと採用活動中止とサイレントの3種盛りを食らったショックでめちゃくちゃ早寝早起きしてしまった
もう起きてたくないよ…
昨日は盛りだくさんの一日だったなー
就活してるわー?(???)— クズ人間 (@TrashHuman21) May 8, 2020
期限無しの不採用連絡なしは良くない
どう考えても企業からの期限が通知されていない状態で、不採用連絡なしはよくありません。
こんな運用をしておいていざ内定辞退をしたら怒るとかも本当に無茶苦茶な話だと思います。
せめて最長は2週間ですとか、〇営業日以内に連絡が入りますとか、メールで長引いていますくらいはあってもいいと思います。
本来であれば、学生と企業は対等でなくてはいけません。どうしても雇っている側が偉いという空気はありますが、雇用契約はお互い了承してというもの。採用活動に関しても、企業側だけの一方的な都合でというのはあまり納得がいくものではありません。
なぜサイレントお祈りは許されるのに、サイレント辞退は許されないのか()
そもそもサイレントが良くないのだ、せめて何日までに連絡が無ければお祈りですって明記してほしいコンニャロメッ— ふある(引きこもり検定5級) (@fuarucat) May 11, 2020
基本は気にしないで次に進むこと
しばらく連絡がこない企業はどうしたらいいのかという問題ですが、学生側としては基本は気にしないで、もうなかったものとして次に進んていく。
これが現実的な対応となるでしょう。
問合せをしたからといって、何か良い方に動いていくことはあまり考えられないものになりますし、しばらく待っていて、連絡が来たらラッキーくらいに考えておけばいいのです。
一つ一つの会社からの不採用で、凹んでいたら気持ちが持たなくなってしまいます。
あまりに一対一のような選考ではなく、大量の集団での活動となっていることからこのような問題が起こってしまうわけですが、現状変えようもありません。
その会社に落ちてもまだまだ世の中には会社はたくさんあります。
第一志望は会社に言うときは1つであっても、実際には複数の第一志望を持っていても何も問題はありません。
連絡がない会社は見る目がない会社、なかなか連絡してこない会社なんて構っていられないということでどんどん先に進んでいきましょう。
まとめ
不採用通知を送ってこない会社に対してどうすればいいのかということについては話をしました。
結論としては、問合せをしてもいいが、あまり良い結果は生まないので、基本は気にせず他の会社の研究や選考を頑張っていくということ。
遅れて連絡がきたらラッキーでそのときに改めて考えるということ。
このようなスタンスでいいのではないでしょうか。
気持ちが折れてしまわないように、余計なことには気を取られず頑張っていきましょう。