内定が出やすい時期は何月?何月までに就活を終えないといけない?

就活全般

就活をしていると、いつまでに内定が出るのが普通で、いつまでには就活が終わっていないと危険なのか?という不安が出てきます。

まわりと比較して遅れていたり、内定が出ないとなるとどうしても心配になってしまうということはありますよね。

今は多様化がどんどん進んでいますが、基本的な目安はどのようになっているのか、またいつから対策をしていけばいいのかについて説明します。

内定式は10月、内々定は6月頃が基準

現時点での基本的な就活の流れとしては、内定式が10月であり、その時点で正式な内定となっています。

とはいっても、実際に10月になるまで内定が出ないというわけではなく、6月頃には内々定という形で事実上の内定が決まっていることになります。

就活スケジュールについては経団連もよくルールを策定したり変更したりということが繰り返されますし、絶対にこうであるというものはありません。

経団連ルールがどう動こうと加盟していない企業は関係なく動いたりしていますし、直接的に内定や面接と言わないだけで、実態は動いているということもよくあるものです。

早いと4年生の4月~5月にはもう内定が出ているということもあるでしょう。
どうしてもあまり遅くに動くと他社に取られてしまい、就活を辞めるので人材を確保できないということにもなり、企業同士でスケジュールの読み合いということが起こるのです。

コロナ影響により変動していく

昨今の就活スケジュールとは別で今課題となっているのが、コロナ問題です。2020年、21年に関してはスケジュールが通常通りに進まなくても無理はありません。

オンライン面接の流れも急遽作らなくてはいけなくなりましたし、これまで通りのスケジュールで完結するのか、また追加募集はどうなるのか等は誰にもわからない状態となっています。

少なくとも例年よりは面接や内定が遅くなってもおかしくないという状態にはなっています。

普通に活動をしていてなかなか上手くいかなくてもコロナ事情というところもあり、企業側も遅くなっても相手をしてくれるという可能性もありますね。

今後も時期はずれていくのか?

今後も就職活動の時期はずれていくのかどうか。
これははっきりとした答えはわかりませんが、ずれていくことは十分考えられます。

コロナ問題ということもありましたが、面接のオンライン化というのはこの問題にかかわらず今後進んでいくかもしれません。

またそれだけではなく、優秀な留学生であったり、帰国子女の囲い込み、資格挑戦者への配慮、研究組などの配慮等、さまざまな要因があります。

就活も今までは一律という雰囲気がありましたがだんだんと多様化していくことにもなるのかもしれません。

何月までに内定が取れていないとヤバいのか?

何月までに内定が取れていなければいけない?
何月だと焦るべき、危機感を持たないといけない?

これは一応の基準としていうと、最初の目安は6月頃には内定を取っておきたいというところはあります。

もちろん昨今の情勢がありますので、ずれるということは全くおかしくありません。
内定が取れないといっても、そもそも企業側の選考自体が進んでいなくて取りようがないということも考えられます。

そして企業は絶対に採用人数を一回の選考で取ろうとしているわけではありません。

第一陣、第二陣、と時期を少し話してまとめて採用活動を実施することも多いですし、かなり遅くになってから内定辞退者の様子を見ながら追加で募集するというようなこともあります。

どうしても第一陣の動きを見て焦ってしまいますが、別にどの時期であっても内定が取れればいいわけです。

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ギリギリの成績入社でも一切関係ない

内定の時期というのも早い遅いがありますし、入社に関しても成績、評価がトップでの入社とギリギリでの入社というものがあるでしょう。

でも、そんなことはこれからの長い人生の中ではほとんど関係はありません。

最初の配属に関してはその人の優秀さによって差をつけるというところはあるかもしれません。

特に金融業界は結構な序列社会で配属から差がついていくというようなことも聞きます。

ですが、あくまで初期の優秀さというのは採用のときに面接官が判断した優秀さであり、本当に仕事ができるかどうかとは関係ありません。

優秀そうな人に見えても、実際に働いてみたら全然ダメだったということ、学校で優秀だったという人と仕事で優秀だったという人は全く違うということはよくある話です。

仕事に入ってからは、実際の能力で差をつけて最初の配属なんて関係ないくらいに結果を出していくということは十分可能です。
もし、そんなことを許さない会社があるのであれば、そんな会社は衰退していくだけでしょう。

そして、現在は一生を一社で過ごすのが当たり前ではない時代になっています。キャリアアップの中に転職までを考えるとなると最初の内定の時期や優秀さであったり、配属なんてものは一切関係のないものになります。

どれだけ求めるキャリアを積むことができたかが勝負であり、入社のときがどうかを心配する必要なんてありません。

極論、留年しても内定を取る人もいる

就活を頑張っていても全然内定が取れなくて、もうおしまいではないかと感じるときもあるかもしれません。

中には就活が上手くいかなくて、1年留年となる人もいます。
そんな人でも普通に考えれば留年をして余計に不利になりそうだと思いますし、事実不利な状況ではあると思いますが、昨年よりも良い結果を出す、大手企業に内定を取るなんて人もいます。

去年はあんなにひどかったのに、今年はこんなに良いところに内定がとれた、人生はどうなるかわからないということが本当に起こるものです。

だからといって上手くいかなければ留年してでもというのは極論であり、これをおすすめするということではありません。

このようなことで就活に成功するケースもあり、あまり時期が遅れた、内定が出ないというくらいで過度に不安になっても仕方がないということです。

早めに就活に取り組むにこしたことはない

就活の面接の時期、内定に時期についてはその時々によってかなりのブレがあるということがわかるかと思います。

ただ実際の面接がいつ始まろうと、早めに就活に取り組むにこしたことはありません。

時間はみなさん同じとはいっても、早めに取り組めば取り組むほど就活に割くことのできる時間が増えるわけで、その分深い考えを持ったり研究を進めたりと、 有利になっていく可能性は高いと考えます。

これも極端な話ですが、大学1~2年次から将来のことについて考えて行動してきた人と、3年生のギリギリか4年生になって初めて考え出したという人がどちらが有利になるかというのを考えれば前者であるのは当たり前ですよね。

これももちろん早さだけではなく、その企業に見合った実力をつけていること、行動をしているということが前提にはなります。
それでも早いにこしたことはないと思いますよね。

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自己理解の時間は長いほど有利

自己分析にかける時間、志望動機について考える時間。
これらの時間は時間をかければかけるほど良いものは出てきます。

ぱっと思いついたもの、最初に出した粗削りのものと、何度も考えブラッシュアップしてきたものでは中身も変わりますし、説得力も違ってきます。

企業に提出するため、面接で答えるための自己分析もそうですし、それだけではなく、根本的にどのような働き方をしたいのか、どのような業界、会社で働くのがいいのかということを深く考えるという時間も必要なものです。

慌てて就活の時間に入ってしまうと、まわりに流されてなんとなく業界を選び、なんとなく会社を選ぶということになりがちです。

最終的にどこかに決めなければいけないので、なんとなく受けていくというのも悪いことではありませんし、そこから見えるというものもありますが、その前にじっくりと働き方について考えることで深い思考が見え、納得できる就活になるものです。

余裕を持って企業研究も行える

早い時期から企業研究を行っていけばその分を余裕も出てきます。
企業研究といっても、説明会であったり、資料到着を待たなくても自分でできることもたくさんあります。

市販の本やネットからでも得られる情報はたくさんあります。
プレエントリーから考えて100社以上に応募することが当たり前ということを考えたり、面接を受ける際には同業他社も調べたりということを考えると、ギリギリになってからの研究ではどうしても時間が足りなくなってしまいます。

早い段階から研究をしておけば広い範囲の会社を知ることもできますし、最初の説明会での理解度も変わり、また質問等の深さも変わってくることでしょう。

余裕のある時期にOB訪問を行う方法もあり

余裕のある時期に始めることによってOB訪問を活発化できるということもあります。

選考の時期に入ってきてしまうと、選考がいつ入るかわからない中で、OBとの時間調整もとなると、かなり大変ですし時間的な限界というのもあります。

1日に違う場所での面接が数社となると、移動も考えると体も疲れてしまいますし、あまりにハードにすると、今度は疲れが顔に出たり頭の回転がにぶって面接での能力が発揮しにくくなってしまいます。

早めにOB訪問を行うことができれば、一つタスクを終わらせることができるので後が有利になります。

そうはいっても、まわりが動いていない中でのOB訪問というのはなかなかできるものでもなかったりします。ただやる人を見てみると本当に何十人ものOBに会う人もいれば、そのことを強力なアピール材料として使って内定を取りに来る人もいます。

人と差別化をしていかないとライバルに勝つことはできません。
OB訪問に限らずということですが、早めに何かの対策をしておくほど、就活で納得のいく結果が出しやすくなるはずです。

まとめ

ここでは内定の出やすい時期、就活の時期について話をしました。

今は時期も揺れているものになりますし、絶対にいつまでにというようなことはなくなってきています。

また初期の就活に出遅れてしまったり、失敗してしまっても、後から挽回できるということもよくあります。

ただなるべくであれば早くから取り掛かるということです。
説明会や面接の時期は会社次第になりますが、それ以外にも自分でできることはあるはずです。

早めに意識をしておいて動いておけばそれだけ可能性は高まることになるでしょう。

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