就職活動はいつから始めたらいいもの?
早いと得で遅いと損なんてことはやっぱりあるもの?
就活は誰もが初めて行うものになりますし、いつの時期からが良い悪いという話はよく出てきます。
結論としては就活はなるべく早く取りかかるほど良い結果が得やすいと考えます。
その理由や取りかかる内容について説明します。
就活に取り組む時期はいつなのか
就活に取り組む時期というのを一般的に考えてみると、3年生の6月くらいから自己分析やインターンが始まるとされています。
外資系は選考が早い傾向がありますので、外資系を除くと実際には大学3年の12月くらいから準備を開始してということになるのでしょうか。
経団連のルールとして3年生の3月に説明会、4年生の6月に選考開始というルールがありましたが現在は廃止されています。
この選考開始のルールは常に変わりますので注意が必要です。
またルール選定されたとしてもあくまで経団連の話であり、全部の企業に強制的に適応されるわけではありません。
また選考が開始されていないという名目だけで実際には、明らかに選考とは言わないものの、水面下で学生と接触する企業もあります。
学生側としてはルールがどうだからいつから動くというようなものではなく、あらかじめ準備をしておくに越したことはありません。
3年生の12月から考えようとして、そこから考えて何も良い案が浮かばなかったり、大学4年生になって選考が本格化してどこからも内定が出なくても誰も責任は取ってくれません。
頑張っているけど内定がなかなかでないということもあれば、どう頑張ればいいのかわからない、何をしたらいいのかわからないということも起こりますし、就活は単に就職する企業を決める以上のいろいろな難関が待っているのです。
就活は就活のことを考えた今スタートしよう
就活をいつ始めるか、ですが、これはこのことを考えた今、スタートするのがいいでしょう。
いついつになったら始めるではなく、気づいた今がスタートだということです。気づけたあなたはラッキーなんです。
後になって手遅れになるリスクがなくなったわけですから。
就職活動の話が来るまでに動いてはいけないなんて話はどこにもありません。極端な話大学1年生から考え出してもいいことなんです。
就活というのは面接の練習をするとかそれだけではありません。
将来どうありたいかを考えていく、自分の得意なこと、やりたいことを見出していくのも就活の大事な要素です。
将来を考えて逆算して今動くことのメリット
今すぐに就活を考えることにはメリットがいっぱいです。
就活というと、リクルートスーツを着て、説明会や面接に向かって・・・と響きが特殊なものに見えてしまいますが、「将来のことを考える」だと早い時期でもおかしくはないですよね。
将来のことを先に考えておくのは大事なことです。
就活だからその時期になればと思うかもしれませんが、大学生であっても例えば医者になるのであれば、すでに入学時点で医学部に分かれて進路がある程度決まっています。
他にも弁護士や会計士を目指す、公務員を目指す等早くから人とは異なる準備を開始している人もいます。
これらはあとになってから目指しても、状況によっては遅いというものになってしまいます。就活についても同じで、先に考えておいた方が有利であるものになるでしょう。
将来〇〇の職業につきたいと思っているのであれば、就活が本格化しないうちから専門的なことについて調べだしたりして知識を深めていくことができます。
調べた結果、実はそんなにその職業に向いていないということがわかるかもしれません。これが本当に直前になってからだと余裕がなくなってしまいますし、実は思っていたほどではなかったということに後から気づいても遅いのです。
なんとなく就活を決めないために
就活の時期になって、なんとなく説明会にいって、なんとなく面接にいってそれっぽいことをいって、どこかの会社から内定が出て、そこで働く。
それが決まった運命だとして受け入れるという人にはいいかもしれません。偶然就活の中で自分が行ってもいいと思える企業に出くわすかもしれません。
多くの学生の動きを見ていて、確かに希望を考えて真剣に動いてはいるのですが、なんとなく流された就活をしていて、本当にその会社に入ることがいいのかと思えるようなものも多くあります。
転職ができる時代になったので、絶対にその先進路を変えられないというものではなくなりましたが、それでも新卒の就職は一生に一回しかなく、次の転職もその最初の会社の経歴をもって活動していくことになります。
なんとなくで人生を決めてしまわないように、早い段階から自分はどういうことをしたいのかを深く考えることがあってもいいのではないでしょうか。
就活のために何かをあきらめるのではなく始める
早い時期から就活を考えなければいけないとなると、そのために何かをあきらめなければいけないのかと考えるかもしれません。
就活をしなければいけないから遊ぶことをやめるとか、サークルをやめるとか、アルバイトをやめるとか・・・。
実際にはその逆です。就活、その先を考えるからこそ、何かを始めるのです。
就活は何かを犠牲にして始めるものではなく、そこで必要なのは自己PRということでその人が何をしてきたか、どのような人物なのかというアピールです。
大学時代何もしてこなかった人はそこで行き詰ってしまいます。
だからこそ、勉強でもいいですし勉強以外でも全く構わないので何かを始めることは意味があります。
趣味に没頭しましたというのは十分に意味があることなんです。
ただし、ゲームに朝から晩までとか、アイドルの追っかけをやっていました等は微妙なところもありますので、何か社会性の高いものをやっておくほうがいいかもしれないですね。
就活サークルのようなものに入らなくてもいい
就活に関して調べていくと就活サークルようなもので真剣に就職に向けて取り組むようなグループがあったりします。
このようなところに入った方がいいのかどうか、ですがそれは入らなくてもいいですし、入りたいのであれば入ってみてもいいというものです。
何故かというと実際に優良企業、志望企業に内定を得るのが目的として考えた場合、内定を取っている人達がそのようなサークル出身という話はあまり聞きません。
普通のサークルであれば、そこで活動することが良い経験になり、その経験が就活でも活きてくるということになりますが、就活サークルの場合、就職することが目的であれば、微妙かなというところがあります。
就活サークルにいること自体は何もアピールにはなりません。
また、実際にそのようなグループにいる人達がどう成果を出しているかを見ることも大事です。
成果の出してないところにいて、就活ごっこをしていても意味がありません。
就活サークルということで就活だけに焦点をおいているのであれば微妙ですが、そうではなく何か企業を研究していたり、社会人と交流があったりと、所属することで何かの成果、経験ができるようなものであれば入ってみるのもいいかもしれません。
資格取得には気をつけよう
就活を意識して資格取得に励むという人は昔から本当に多くいます。
ただこの資格取得については十分気をつける必要があります。資格業界はお客さんが欲しいということで就活に役立つということを全力でアピールしてきますが本当にそこまでが必要なのかということです。
よく簿記や秘書検定やPC関連の検定等があったりするのですが、やるのであれば超難関レベルでないと、なんとなく履歴書を飾る程度でほぼ意味はないと考えていいでしょう。
特に〇〇検定3級を取ったから就職で有利なんてことはありえません。
学生からしたら大変なもので頑張ったと見えるかもしれませんが、社会人からしたら日々の勉強で取れてしまうような資格だとした場合、評価がかなり微妙なものになってしまいます。
そんな資格は働いてから必要なら取ればいいというのがほとんどですし、よほどのものでないと優位性は働きません。
経験者が必要であれば既卒の転職で採用すればよく、新卒の新人に技術を求めるというのは違うと考えます。
資格は手段でしかありませんので、何か〇〇のことを研究していて興味をもってそのため〇〇の資格を取りましたというようなストーリーの中であるのであれば評価はされるでしょう。
就活に有利だから〇〇を取るというのはあまりにも短絡的ですので注意するようにしましょう。
英語に関してはやっておいて損はなし
資格取得は気を付けた方がいいということをいいましたが、英語に関してはこれは別物というイメージがあります。
企業への応募時にTOEIC点数を書く場合もありますし、入社前に提出、または入社後も随時提出というところもあります。
他の〇〇検定はあくまで資格であって実務は別という考えが強いですが、英語に関しては使えればそのまま実務でも役立つという会社、部署も多くあります。
海外とやりとりをする仕事が前提なのに全く英語が話せませんでは、準備が足りないとも思われてしまいます。
またグローバル化加速の自体において直接英語を使う部署に所属されるわけではなくても、英語はある程度話せる方がいいでしょう。
これは英語の資格を頑張るというよりは、日常の延長のように英語は勉強をしておくことが大事ということです。
目の前のお金目的だけでのバイト漬けをやめる
就活を意識したときに、目の前のお金のためだけのバイトをやめて意義のあるものに変えるという選択も出てきます。
入りたい業界に関連するアルバイトを選ぶというのも良い方法です。
必ずしも入りたい業界でアルバイトをしなければいけないということではありません。
全然関係ない肉体労働であっても、つらいアルバイトであっても、その大変なことを乗り越えたということが経験となり、自己PRにもなって使えるということはよくあります。
ですので、何のアルバイトをするかというのは本質的な問題でないのですが、ただお金稼ぎのためだけに働くということと、そこで何かを学ぼうと考えて働くのでは全然違うということです。
本当に生活が苦しくてとにかく稼がなければいけない人もいるのでそういう人の場合は仕方がありませんが、そうでなければ長く先を見て働く場所を考えてみるのもいいでしょう。
生活資金さえなんとかなれば社会人になってからは基本的にもらえる金額が大きくなるので、大学生のときに必死に貯金をつくる必要はありません。
それよりは何のためにお金を稼いで、どのような経験をして、何に使ったのかということで有意義なことができるようにしていきましょう。
自己分析をすることはいつでも大切
早い時期の就活ということですが、企業の研究や面接の研究等ではなく、自己分析をしていくということはとても有効です。
自己分析といっても、就活の早い時期であればそこまで細かいことにこだわる必要はありません。
自分はどういう人間であって、大学時代をどう生きるかを考えていくということです。
こうしたことを考えて生活していけば、気がついたら大学生活が終わりに近づいて就活の時期になったけど何もやっていない、何も考えていなかったということは避けられるのかなと思います。
企業もなんとなく調べてもいい
企業についての研究も早い段階で詳しいことはわかるはずがありません。
でも、業界研究であれば、なんとなくこの業界がどのような業界で代表的な会社は何で仕事は何かということは調べられます。
少しでも事前に調べておいて、その業界の仕事に興味があるかどうかを知るというのは大事なことです。
場合によっては早い段階でインターンを経験してより深く情報を得たり、就活で有利な状態になることもできます。
就活だけのためというよりは自分の将来のためにも、数年後働く業界かもしれないところについて知っておくのはいいことです。
直前になって慌てるよりも、少しでも早くなんとなくのさわりでも知っておけば違ってくるでしょう。
今はまだわからないという人であっても、その先を見据えていろいろと調べておけば、それによって新たな興味が出てくるかもしれませんし、やっぱり違ったということになるかもしれません。
何も調べなければ就活が目の前に迫るまでその事実を知らないわけで、直前になって慌てたり進路変更になるよりも早く知っておいた方がいいですよね。
まとめ
早めに就活に取り組むと有利なのかについて話をしてみました。
結論としては早めに取り組むに越したことはありませんということです。
早く取り組むといっても就活のために何かを犠牲にしたり膨大な時間を使うということではなく、先に将来のことを考えておけば逆算して対策をうつこともできますし、自分の趣味をより充実させることもできるというものです。
あとになってからもっと早くからやっておけばよかったと後悔するのは嫌ですよね。就活のことを考えたらそのときから意識は高く持って、具体的なことはしていなくても、なんとなくでも今後について考えてみるように始めていきましょう。