福利厚生や働きやすさを志望動機とするのはよくない

面接対策

企業の選考で必ず聞かれるのが志望動機。
その企業を志望する理由として福利厚生がいいとか、給料が高いとか、働きやすい環境とかを考える人も多いかと思います。

ただし、このような福利厚生系を志望動機として発言するのはよくありません。本当にそう思っていようと、これはNGな理由となり、面接官の印象もよくない答えになります。

ここでは福利厚生系の志望動機について説明します。

学生が気になるのは福利厚生や働きやすさ

学生がどの企業に就職したいかを考えるときに気になるのが福利厚生であったり働きやすさであったりするものです。

最初に気になるのは当たり前で、誰もが良い環境で働きたいと思っているはずです。ブラック企業が好みですなんて学生は存在しないでしょう。

家賃補助がどうなっているのか、勤務地がどうなのか、残業がどうなのか、社員教育はあるのか、研修が充実しているのか、年収は高いのか、女性は活躍しているのか、管理職へのなりやすさはどうなのか。

ぱっと見でこのような働く環境は気になってきますよね。
学生側からすると、まずその会社の仕事がかっこいいのかどうか、働きやすい職場なのかどうか。

一部の特定の仕事が絶対にしたいと決まっている人達を除いてなんとなく就活を始めて研究していく人なんてこのようなものかなと思います。

学生が気になることの実態

福利厚生等の学生が気になることですが、これらの内容については会社側は結構良いことを説明会で言うかもしれません。

言われた良いことをそのまま鵜呑みにしていいのか、就活の企業を決める基準としてしまっていいのか。これはよく考えなければいけないこともあります。

福利厚生は変化がある

福利厚生として良いことが書いてあったとします。家賃補助であったり、例えばジム通いの補助があったり、昼食代の補助があったり、保養施設が使えたりというようなものがあります。

これらの福利厚生については今現在そうだというだけで、今後もずっと維持されるかどうかはわかりません。特に福利厚生については誰もが使うわけではないので、そこまで保持せずにコストカットするという流れになることはよくあります。

超伝統企業であれば異なる部分もあるかもしれませんが、これらのことをずっと守ってくれる要素だと思って志望理由にするのは危険だということです。

年収も自分が将来的にもらえるかどうかは不明

年収の高い会社というのは魅力的ですし、年収で企業を選ぶということもそれ自体は間違ったことではありません。

あまりにも低い年収というのは将来生活していくのに苦労することになりますし、一定で打ち止めになってしまうというものであれば、モチベーションも落ちてきてしまいます。

この年収については有価証券報告書もありますし、平均年収は開示されている会社が多いです。

ですが、実際に自分たちがその年齢になることにその年収がもらえるかどうかはまた別です。企業の平均年収は、平均年齢から考えてその時代の人がもらえた金額であり、今後その年収がもらえるのかどうかはわかりません。

現実的には、その年収をもらう年齢になるよりも先に、自分が転職する可能性の方が高いでしょう。何十年も一つの会社にいるモデルが今後も続くとは考えにくいです。

そう考えると、将来の年収が高いというのはそこまで当てにならない要素であることにもなります。

うちは働きにくいですとは言わない

会社説明会で、うちの会社は働きにくい環境ですとは絶対にいいません。
アットホームでないともいいません。

会社としては説明会でとにかく良いことをアピールし、デメリットは徹底的に隠す、言ってもダメージの少ないいデメリットを言うようにしてきます。

これは学生側が長所短所を説明するときに、短所も長所ともとれるような微妙な内容にしておいて、本当に致命的な内容は隠しておくのと一緒です。

この会社はこんなに福利厚生が良いというのは、表面的なことであり、その代わり他の何かマイナスな面があるかもしれません。
仕事が圧倒的につらいので、福利厚生でカバーしているのかもしれません。

このあたりは冷静になってみていかないと、説明会で言われたことをそのまま信じて後のことは見ないというと、相手都合に完全に飲まれてしまいます。

働きたい理由について真剣に考えること

新卒が就職先を考える場合に、福利厚生面や働きやすさだけで会社を選ぶというのはかなり微妙な部分があります。

福利厚生系は良いに越したことはありませんが、それがさも大きいメリットのように見えているとしたら大きな誤解です。
あくまで福利厚生は補助的な要素でしかありません。

企業によって余計なコストは削減するということで福利厚生を省いて給与に一本化することもあります。

こんなところを企業を選ぶ基準としていてはダメで、そうではなく、

なぜその会社で働きたいのか、業界や仕事内容、そして自分がつらい思いをしても、大変な思いをしても、そこで働きたいのかというのを考えておいた方がいいでしょう。

福利厚生や働きやすさというのは、働く上では非常に浅い部分であり、この部分しか目が行かないようであればその会社はやめた方がいいかもしれません。

志望動機として福利厚生系の話はよくない

会社への志望動機として「御社は福利厚生が優れていると思いまして~」「働きやすい環境だと思いましたので~」というような話は非常によくありません。

こんなツイートがありました。

これは20年前の話とされていますが、企業側からするとその通りだなと思えるものです。

どれだけその会社で働きたいのかというのをアピールすることを競う場でもあるのに、こんなにいい思いができるのなら働きたいというニュアンスになってしまいがちです。

今の時代は環境もうるさくなってきていますし、働く環境は守られて当然のこだと思います。ただそのことをわざわざ面接でアピールしてくるというのは、企業側からすると全然魅力的な人材に思えないのです。

福利厚生を良くできた理由は実績を出しているから

その企業が実際に福利厚生が良いとして、なぜ福利厚生を良くできているのか。これは実際に社員が実績を上げているから、その福利厚生を維持できているということです。

給与が高い等も同じで、高い給与を与えられるだけの売上・利益があるからできることです。

ここがポイントでもあり、会社の業績を上げることがこれまでの福利厚生等の制度を維持するのにも必要なことであり、業績を上げることをできる人を求めているわけです。

福利厚生や給与がいいから入りますではなく、それだけの実績を出せる人だから入りたいでないと、相手側から見て話がおかしくなってしまいます。

「働きやすく良い環境だと思いました」というようなことは志望動機でもアピールポイントでもなんでもなく、それを作るのはあなたなんですよということです。

すでにある会社の結果ではなく、自分自身がどのような仕事への熱意を持っているのか、その理由は何かというのを会社側にアピールできるようにしておかないといけません。

女性の働きやすさも志望動機としては微妙

女性が働きやすい職場がいい。これも女性の場合は、よく考えることです。
実際に女性の働く環境を充実させてきている企業も多くあります。

この部分を面接でアピールするのも微妙です。
これも福利厚生や年収と一緒で、すでに働いている社員が頑張った結果実現できていることであり、業績が悪くなれば、働きやすさなんてきれいごとは言ってられなくなってしまいます。

説明会では女性の働きやすさについて細かく質問するような人が多くいます。疑問点を確認するのはいいですが、これを面接であまりに前に出すと、権利主張が激しい人になってしまい、仕事の成果とは違う話になってしまいますので要注意です。

働きやすい会社は楽ができる会社ではない

福利厚生系や働きやすさを調べて勘違いしてはいけないのは、働きやすい会社は自分が楽ができる会社ではないということです。

働きやすいというのは、自分の実力を発揮しやすいとか、やりたいことを実現しやすいというような意味で使うものです。

働きやすいということが、自分が福利厚生で良い思いができる、施設を使えて楽しめるというような方向になってしまうと、何をしに会社に入るつもりなのかということになってしまいます。

説明会では、参加する学生はお客様の一種というような位置づけになりますが、実際に選考を受けるときは、もはやお客様という立ち位置ではなくなっています。

環境がいいから働きたいというのは、すでにニュアンスがずれてしまっているように思えるのです。

新卒就活から楽な職場を選ぶのは危険

就職をするのであれば、なるべく仕事が楽な企業を選びたいと考えるのは、そんなにおかしいことではありません。

誰もが楽をしたいというのは本能部分であるものですし、大変な思いをしてまで仕事をしたくないと考えるのは自然です。

ただ、新卒の就活という立場で就職先を決める際に楽な職場を探していくのはおすすめしません。

楽な職場というのは、その分スキルがつかない職場とも考えられます。
新卒でまだ若いうちから仕事が楽である職場を選ぶと、年数が経つうちに仕事が大変な職場で働いている人との差ができてしまいます。

ずっとその会社で永久的に楽な仕事ができるのあればいいかもしれませんが、今の時代に一つの職場で一生というのは考えにくいものです。

そのうちに転職することになってスキルがない、たいした経験をしていないのでは困ってしまいます。

転職なんてしたくないと思っても、何年も経てばその会社の業績が変わって楽な仕事でなくなってしまうかもしれませんし、部署が変わったり、会社が別の会社に買収されたり等変化が起こってきます。

下手に最初の仕事で楽なものを選ぶよりも若いうちにスキルをつけるような動きをしておく方が後々を考えたときに良いものだったりします。

だからといって大変=スキルがつくでもありませんし、年収が高い=良い仕事とも限らないのが難しいところです。

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新卒で就職するときに気になるのがその会社の給料。 年収は高いほどいいという人と気にしないという人がいますがあなたはどちらでしょうか? 年収は多ければ多いほどいい、思いっきり年収が高い企業というのも気になるという人も多くいると思います...

楽という基準で仕事を選ぶのは非常にリスクがあることだということは覚えておきましょう。

志望動機は会社への熱意を示す

面接等で伝える会社への志望動機。
これはとにかくその会社への熱意を伝えることです。

企業分析をしてその企業のことを深く知ったということであればそのアピールを。そこから見出すものが自分とマッチしたということであればその内容を熱く語るということです。

本当は福利厚生であったり、給料であったり、そうしたことも志望動機の中にあったとしても、そのような内容をわざわざ面接で相手に語るメリットはありません。
余計なことは発言せずに心の中に閉まっておくことも大事なことになります。

会社の選考を受けにきている以上、その選考で選ばれる内容を話すということ、面接官に良いと思われる内容を話すということです。

なんでもかんでも好きに話してしまうことは良くないことも多いです。
自分の長所短所であったり、自己PRも一緒で不利なことは言わないもの、企業への志望動機も面接にふさわしい内容で面接を通過することを第一に考えて挑戦するようにしましょう。

まとめ

ここでは、志望動機としてその会社の福利厚生や働きやすさを挙げるのはどうかということについて話をしました。

基本的に福利厚生系は会社が用意するサービスのようなものであり、それを直接目的とするような話し方はよくありません。

その企業の事業内容や仕事の内容に興味があるということをアピールしていくようにしましょう。

本当の志望動機はやや違っていたとしても、就活の面接を勝ち抜くために、話す内容も上手にまとめるようにしていきましょう。

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